みちばつちぐり (三葉土栗)
学名 |
Potentilla freyniana |
日本名 |
ミツバツチグリ |
科名(日本名) |
バラ科 |
日本語別名 |
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漢名 |
三葉委陵菜(サンヨウイリョウサイ, sānyè wěilíngcài) |
科名(漢名) |
薔薇(ショウビ,qiángwēi)科 |
漢語別名 |
三葉翻白草 |
英名 |
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2007/04/21 入間市宮寺 |
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2008/04/24 入間市宮寺 |
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辨 |
八重咲き品がある。 |
キジムシロ属 Potentilla(委陵菜 wěilíngcài 屬)の植物については、キジムシロ属を見よ。 |
訓 |
「和名ハ三葉土栗ノ意ナレドモ根莖ハ硬クシテ食フベカラズ」(『牧野日本植物図鑑』)。なお、土栗は、ツチグリ。
ツチグリ Potentilla discolor(翻白草,ホンハクソウ,fānbáicăo)は、漢別名を翻白委陵菜・白頭翁・葉下白・鷄腿兒(ケイタイジ,jītŭiér)・鷄腿子・鷄腿根・郁蘇參・土洋參などと言う。本州(愛知以西)・四国・九州・朝鮮・臺灣・華東・兩湖・廣東・四川・陝西・華北・遼寧・吉林・黑龍江・極東ロシアに分布。根が太り食用になる。中国では、ツチグリなどの全草・根を薬用にする(〇印は正品)。『中薬志Ⅲ』pp.246-251 『全國中草藥匯編 上』pp.934-935 『(修訂) 中葯志』IV/780-783
Argentina lineata(Potentilla fulgens;西南委陵菜・銀毛委陵菜) バラ科
Potentilla asiatica(亞洲委陵菜)
カワラサイコ Potentilla chinensis(委陵菜・黃州白頭翁)
〇ツチグリ Potentilla discolor(翻白草)
『本草綱目』27翻白草に、別名を鷄腿根・天藕と言い「翻白は葉の形を以て名づく、鷄腿・天藕は根の味を以て名づく」と、また根は「赤皮を剥き去れば、其の内は白色、鷄の肉の如し、之を食えば粉有り、小兒之を生食す、荒年、人掘りて以て飯に和して食う」と。
『大和本草』に、「鷄腿兒(カハラサイコ) 一名翻白菜」と。
小野蘭山『本草綱目啓蒙』23(1806)翻白草に、「ツチナ新校正 ツチグリ ブクレウサウ大坂 ウラカゼクサ ミツバザイコ カハラザイコ同名アリ」と。
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説 |
ミツバツチグリは、北海道・本州・四国・九州・朝鮮・浙江・江西・福建・兩湖・四川・貴州・雲南・陝甘・山東・河北・山西・遼寧・吉林・黑龍江・極東ロシアに分布。 |
誌 |
中国では、ミツバツチグリの全草・根を地蜂子(チホウシ,dìfēngzĭ)と呼び薬用にする。『全國中草藥匯編 上』pp.345-346 |
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